当院ホームページにある「当院の施術方針」にこのテンセグリティ構造を追記しました。
施術前の説明として「人間の体はすべて繋がっていますから」とお話をさせていただいています。
そのことをこのテンセグリティ構造を当てはめて考えてみました。
テンセグリティ構造とは簡単に言えば圧縮材(上の画像では棒の部分)と張力材(ゴム紐の部分)のバランスによって成り立つ構造システムのことです。
人間の体に当てはめれば圧縮材を骨とすれば筋肉、筋膜、結合組織が張力材と考えられ、この圧縮材としての骨と張力材としての筋肉、筋膜、結合組織が絶妙のバランスを保っていて人間の体を支えているのではないかと思います。
その絶妙にバランスを取っている張力に何かしらの外力が加わりアンバランス(捻れ、歪み)が生じて、ある部分(体の部位)に負担、負荷が蓄積して体の痛みに繋がっていくのではないかと思います。
このような考え方で当院の施術方針にあるように「痛みは結果であり原因ではないからです」との考え方となったわけです。
画像の模型の棒の部分の1点に外力(外からの力)が加わると、そこに繋がっているゴム紐の複数箇所が引っ張られて伸びる状態になります。そして伸びるところがあれば縮む箇所もあるわけです。ある体の部位、たとえば足の捻れが首の痛みに繋がるようなこともあるのです。