当院の施術方針
「あなたの内側にはすごい力がある!」
「私は治せません」
整体というと
「痛みを取ってもらうところ」
「体を治してもらうところ」と思われています。
私は整体を職業としていますが、
「私は治せません」
法律上でも「治す」という表現は当然使えません。
私が出来ることは、回復のお手伝いをすることです。
たとえば風邪をひいてお医者さんにいきます。
薬や注射を打ってもらって楽になったとします。
でもそれは薬や注射が治したのでしょうか?
薬や注射はだだのきっかけではなかったのではないでしょうか?
本来、からだには「治る力」が備わっています。
私の役目はその「治る力」を最大限に引き出すお手伝いをすることなのです。
当院の施術は痛みのあるところには触りません。
痛みのあるところは結果であって原因ではないからです。
たとえばベッドのシーツがシワクチャによじれていたとします。
そのシワクチャな部分だけをみて一生懸命にシワを取ろうと思っても取れません。
シワを取るためにはシーツの端っこの隅を引っ張ってあげれば、簡単にシワは取れていきます。
痛みも同じでけっして痛みがある部分が原因ではないことが多いものです。
ですから痛いところは一旦脇の方に置いておきます。
からだの痛みや違和感は全体の不調和が起きているわけですから、からだ全体の調和が整えばあとは勝手にからだが良くなっていきます。(下の見出しのテンセグリティ構造をご覧ください)
こちらが何かやってあげようとしても体の方が受け入れたくない場合があります。
クライアント様の体がどうして欲しいのか、どうすれば良くなるのかを、体と対話して教えてもらいます。体が望んでいることをしてあげればいいのです。
ですから当院の施術は押したり揉んだり、
ボキボキと骨を鳴らすようなことはしません。
カラダが本来持っている「治る力」を引き出すお手伝いをさせていただきます。
テンセグリティ構造
テンセグリティ構造とは簡単に言えば圧縮材(上の画像では棒の部分)と張力材(ゴム紐の部分)のバランスによって成り立つ構造システムのことです。
人間の体に当てはめれば圧縮材を骨とすれば筋肉、筋膜、結合組織が張力材と考えられ、この圧縮材としての骨と張力材としての筋肉、筋膜、結合組織が絶妙のバランスを保っていて人間の体を支えているのではないかと思います。
その絶妙にバランスを取っている張力に何かしらの外力が加わりアンバランス(捻れ、歪み)が生じて、ある部分(体の部位)に負担、負荷が蓄積して体の痛みに繋がっていくのではないかと思います。
このような考え方で上記、当院の施術方針にあるように「痛みは結果であり原因ではないからです」との考え方となったわけです。